体外衝撃波治療
体外衝撃波とは
衝撃波を皮膚の上から患部に照射する方法で痛みを感じとる神経を変性させたり、新生血管の再生を促すことで慢性的な痛みを軽減する治療です。ヨーロッパを中心に普及し、多くの疼痛疾患の除痛を目的とした治療に応用されています。
また、副作用の事例がほとんどありません。まれに皮下出血、発赤などありますが、いずれも一時的ですので、安全な治療法として推奨致します。
体外衝撃波疼痛装置には、収束型と拡散型があります。
当院では、収束型・拡散型の各種の体外衝撃波疼痛装置を導入しています。
海外の文献では、付着部炎の炎症・変性部位に対して収束型を使用し、拡散型で周辺の筋肉をほぐす、という様な使い分けをされています。
適応疾患
【肩】石灰沈着性腱板炎、腱板炎
【肘】上腕骨外上顆炎(テニス肘)、内側上顆炎(ゴルフ肘)
【骨折】偽関節、疲労骨折
【膝】膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
【足部】足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎
【その他】早期の無腐性骨壊死、早期の離断性骨軟骨炎、関節拘縮、変形性関節症、腱鞘炎